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日本経済新聞 『文化』 第40面 2000年(平成12年)11月1日(水曜日)

日本経済新聞の最終面に連載されている『文化』欄に『私の誕生日の切手』を始めるきっかけとなった『切手カレンダー』の収集エピソードが紹介されました。掲載当日から、切手カレンダーの収集協力のお申し出、誕生日切手への登録、らくがき掲示板、記帳ページへの書き込み、メールでの励まし、等々、大きな反響があり、たいへん驚くと同時に感激しています。この場を借りて御礼申し上げます。また、個人的には、20年以上音信のなかった従兄弟が書き込みしてくれたり、大学生時代に旅先の沖縄で知り合った方からメールを頂いたりと、GLinGLin始まって以来の大反響となりました。
日本経済新聞 2000年(平成12年)11月1日(水曜日) 第1面


9月末に日経新聞大阪本社文化グループの富田記者からメールで取材依頼がありました。最初はこんなに大きな記事の話とは思ってもいなかったため、軽くいいですよと言っていたのですが、話を聞くうちに有名人ばかり登場するコーナーではないかと気が付き慌てました。富田記者によると市井の文化人ということで、著名人だけでなく誰もやってないような活動を行っている個人も採り上げているとのことでした。何でも、インターネットを通して取材対象者を捜したのは今回が初めてで、運よく私のHPを見ていただけたようです。「私の誕生日の切手」と「蝶切手の魅力」の二つをテーマ候補に相談し、ユニーク性の強い「私の誕生日の切手」を取材対象としたのでした。

10月9日(祝)、取材のために富田記者がはるばる大阪から我が家(千葉)へ。2時間程度の予定が、いろいろコレクションをお見せしたり、苦労話やエピソードを語るうちに、あっという間に4時間が過ぎました。最後に顔写真をデジカメで撮影してもらいましたが、唯一、この写真の出来映えが残念です(広角に写っているため娘にトンボみたいと言われました)。実物はもうちょっとだけましです(笑)。

記事はあたかも私自身が書いたようになっていますが、実際は富田記者が書かれたものです。ただ、記事掲載の前に富田記者から原稿をFAXしてもらい何回か内容確認は行いました。掲載日は直前に決まったのですが、最初は11月2日か3日の予定でした。2日は平日なので駅売りで多くののビジネスマンが読むだろうし、3日は祝日だけど文化の日だからこれまたすごいかなと思っていたところ、急遽1日の掲載となりました。記事掲載については母兄姉にだけ事前に連絡しました。

発売当日の朝、HPを確認するとらくがき掲示板にさっそく記事を見たとの書き込みがあり、確かに記事が掲載されたのだと実感しました。その後、駅の売店で日経を買い求め、ちらりと記事に目を通し「あぁ、やっぱり載っているんだな」と確信しました。電車の中でまわりの人が日経読んでいるのを見て、なにかとても気恥ずかしかったです。会社でも何人もの人から「見た見た」と驚かれました。

最後に、日経新聞の富田記者には大変お世話になりました。取材インタビューの中ではっきり言った記憶がないのに、私のコレクションにかける思いが素直に文章に構成されていて、さすがプロの記者の文章表現力はすごいものだと感心させられました。おかげで私の人生の中の記念碑として確実に残していける財産となりました。心から感謝いたします。さらに、私が差し上げた御礼のメールに対してさらに丁寧なリプライを頂き、その内容がまた私を勇気づけてくれる素晴らしい内容でした。私信と言うこともありここではほんの一部だけ紹介させていただきます。

「...... 発想のユニークさや費やした歳月など、いずれも申し分ないのですが、それ以上に「誕生日」という人の琴線に触れるテーマがからんでいるので、ひとりの熱心な切手収集家というだけにとどまらない普遍性を得られるだろうという確信がありました。ホームページを開いていって、だれかに届くであろう誕生日切手のお祝いメールの画像を見て、それを受け取る人の喜びが目に浮かぶようで、なんかとても幸せな気分になったのを覚えています。......」(富田記者のメールより)


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