シンガポール・デサールの旅

ゴム園とマレーシアの村

ゴムの木 何千本もあるゴムの木に朝早く傷を付けておき、お椀に真っ白いゴムの乳液を溜めます。傷は1日の収穫分に見合った幅で付けます。少しづつずらして順に傷を付けていきますが、何年か経つと以前付けた傷の上にまた傷を付けられるようになります。1本の木は約20年間使われるそうです。

生ゴム お椀に集めた乳液をパッドに入れて手で時々かき混ぜます。しばらく放置し固まってきたところでローラーで延ばします。水をコンクリートの上にまき、その上にパッドの真っ白い綺麗なゴムの乳液の固まりを無造作に拡げていました。砂が多少ついても気にしないところなどのんびりしたものです。この後物干し竿に掛けて干すと色が黄色くなり生ゴムの出来上がりです。

道路のサインボード デサールまで17km、ジョホール州の州都ジョホバハールへは91kmの地点ですが、実は地図の上でどのあたりかよく分かっていないんです。小さなマイクロバスに乗せられすごいスピードで走るのには参りました。おまけにギアの調子が悪いのかシフトダウンの度にエンストするという車で、近頃はやりの「海外で邦人交通事故!」と新聞に載るのかなぁと思ってしまいました。

油椰子の実 道路沿いに油椰子畑が延々と広がっていました。油椰子は国営事業のようで収穫された油椰子の実は道端に転がされ、後でトラックが回収し油を搾る工場に集めるのだそうです。

マレーシアの子供たちと 村巡りの途中で休憩した民家で会った4人きょうだい(1人は赤ちゃん)。椰子の実のジュースとマドレーヌのようなクッキーを庭先のテーブルで振る舞われました。民家も見学できるようになっているのですが、入口には洗濯物が干してあり、家の中は生活そのままという感じでしたが、思った以上に広く綺麗な家でした。子供たちもすぐに慣れて帰る時には庭先で大騒ぎでした。


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