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1999.11.21〜12.14 Mission San Xavier der Bac 『米国南西部写真集』からの第2弾。アリゾナ州の州都フェニックスの南東180kmに位置するツーソンは、メキシコ国境にも近く、街の雰囲気もメキシコ風というかなんとなく乾いた感じの街でした。ここで最も印象的だったのは、街の南端の何か殺伐としたインディアン保護区の中に建つ真っ白な Mission San Xavier del Bac でした。荒れ野の中の青空をバックに白い建物が際だった美しさでした。ミッションのまわりをジプシー風の女性が彷徨いているのもちょっと異国の雰囲気を漂わせていました。 |
1999.10.17〜11.20 ペインテッドデザート(Painted Desert) 『米国南西部写真集』からの第1弾。アリゾナ州の東北部ニューメキシコ州に近い Petrified Forest 国立公園から、グランドキャニオン東南端あたりまでの荒野に広がるカラフルな地層が露出した砂漠地帯をとくに Painted desert と呼びます。白っぽいところが砂岩、黒っぽいところはカーボン、薄い赤が酸化鉄、濃い赤が赤鉄鉱、青みがかったところがクレー、などからできています。この写真は Flagstaff から89号線を北上し途中160号線をモニュメントバレーへ向かっている途中に車中から撮影したものです。ちょうど天気が下り坂で厚い雲がたれ込める中、何かとても神秘的な感じがしました。 |
1999.6.3〜10.16 ヨーロッパタイマイ 『蝶切手の魅力』から第9弾。チェコスロバキアから1966年に発行された6種の繊細で美しい蝶蛾切手の中からの選択です。チェコスロバキアの切手は凹版多色刷りできめ細かな本当に美しい切手が多いのですが、この切手もルーペで見ると蝶の翅脈の1本1本まで見事に表現され、まるで鱗粉がこぼれてきそうなくらいリアリティがあります。ヨーロッパタイマイはその名の示すとおりヨーロッパ全域に分布するアゲハチョウの一種です。北アフリカからアジアの温帯域、中国でも見られます。 |
1999.3.20〜6.2 ゴクラクトリバネアゲハ 『蝶切手の魅力』から第8弾。パプアニューギニアから1966年に発行された12種の美しい通常切手の中から、最高額面である$2の切手に描かれた「ゴクラクトリバネアゲハ」です。極楽蝶の飾り羽根を思わせる優美な後翅をもつトリバネアゲハの一種です。ニューギニアの各地に広く分布していますが、産地は局地的で低山地から標高2,000m近い高山にまで生息しています。近縁種にやはりニューギニア特産で極めて珍しい種類であるヒメゴクラクトリバネアゲハがいます。 |
1998.12.6〜1999.3.19 カバマダラ 『蝶切手の魅力』から第7弾。シンガポールから1993年に発行された4種の蝶切手の中のカバマダラを描いた1種です。白を基調とした背景にカバマダラの美しい姿が上品に描かれています。素晴らしい仕上がりになっていると思います。カバマダラは南北アメリカをのぞく全世界に分布するポピュラーな種で、暑い乾燥した気候にも耐える丈夫でしぶといマダラチョウです。それだけに、色彩や斑紋にもいろいろなバリエーションがあります。アフリカ、アジアを中心に数多くの国の蝶切手に採り上げられています。メスアカムラサキの♀がカバマダラに擬態することでも有名です。 |
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