Rufous Turtle Dove(キジバト詳細編)

キジバト(英名:Rufous Turtle Dove)


キジバトを見かけても公園などに群れ集まるドバトと同じと思いこんでいる人が意外と多いのは驚きです。キジバトは山鳩とも呼ばれるように、かつては都市郊外や山地にすんでいて、冬に都会にやってくる漂鳥でした。それが山ではなく都市にすみつきはじめ、街路樹などに巣作りするようになってしまったため、山鳩という呼び方がだんだん消えて生きつつあります。



雪の日にヤマボウシの木にて
羽の表面にうろこ状の模様があり、キジの雌の模様に似ていることからキジバトと名付けられました。「デーデーポポー」とのんびりのどかに鳴きます。鳴き声と同じように動作ものんびりしており、他の野鳥と比較すると警戒心も飛び抜けて少なく、かなり近づいても逃げようとしません。つがいで行動することが多いようで、一羽かなと思っても必ず近くにもう一羽を見かけることが多いです。


庭をうろつくキジバト
最初はバードテーブルからこぼれた餌を求めて庭をうろつきまわっていました。警戒心が弱く、近づいてもなかなか逃げようとしません。地味な色をしていますが、羽の模様が綺麗で見応えがあります。頚の両側に青と白の細かな模様があります。



バードテーブルで餌をついばむ
体が大きいためバードテーブルが大きく揺れ動きますが、そんなことは意に介さず悠々と餌をついばみます。餌台に座り込んだりしていつまでもバードテーブルを離れようとしません。動作も緩慢で本当にのんびり屋という感じです。


モッコクの木でくつろぐ
これはビデオカメラではなく、普通のカメラで撮影したものです。庭のモッコクの木にほとんど一日中同じ場所にとまっていました。カメラを近づけてもご覧のように腰(?)をおろしてくびを縮めたまま動こうともしませんでした。

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